2004.04.01記念 「パスは3回まで」のバージョン1
- ええと、これはこの題名だけがネタです。ここから先は結構まじめなので、憎めないかわいいウソを期待した人は、ごめんなさい。
- これは前作「PASS3」のバージョンアップ版です。
introa12の問題点
- introa12は分かりやすいのですが、しかしintroa12をはじめた人の多くは、いざアプリを作るときに、どういうディレクトリを作ったらいいのか分からず、悩みます。とくに、makeを使いこなすことができません。
- makeを使えない最大の理由は、introa12のソースファイルが全部1つのディレクトリに収まっているからです。これを別々のディレクトリに入れた例があれば、初心者も納得です。
- しかしディレクトリを分けると、今度はmake.exeやcc1.exeにパスを通さなければいけません。そしてここでみんないうのです、「パスってどうやって通すんですか?」。
- 世の中では、「パスは3回まで」という言葉があります。つまり、パスは貴重なリソースなのです(もちろんジョークです)。そんなわけで、今回、パスを通さずに使えるMakefileを作りました。おためしあれ。
- ついでにBochs+edimgでOSASKアプリ開発が楽になるのを知らない人もいるみたいなので、このバージョンからはそれも自動化しました。
つかいかた
- ダウンロード
- 適当に解凍してください。そしてWin2000やWinXPなどを使っている人は、!cons_nt.batをダブルクリックしてください。Win95、Win98、WinMEの人は、!cons_9x.batを代わりにダブルクリックです。
- これで簡単にコンソールが開かれて、かつそのディレクトリがカレントになっているはずです。
- それで、コンソールにmakeと入力してください。すると.binファイルが生成されます。簡単ですね。makeが済んだら、コンソールは閉じてもいいですし、閉じなくてもいいです(邪魔なら閉じましょう)。開きたくなったらいつでも、!cons_??.batをダブルクリックすれば開けますから。
- なお、make runとすると、makeしたアプリを!BUILT.BINという名前でディスクイメージにコピーして、bochsが起動して、800x600x8bitカラーになって待機します。一番上の!BUILT.BINを選ぶとテストランできます。
- こうやって起動したbochsを終了するときは、Powerボタンを押してください。コンソールにEnterを押せというメッセージが出るので、押してください。プロンプトに戻ります。
- もしあなたが自作アプリを作りたくなったら、z_new_oフォルダをコピーして、そのままペーストしてください。そうすると、「コピー 〜 z_new_o」というフォルダができます。このフォルダを自分の作るアプリの名前(たとえばmyapp)とかに変更して、使います。
- myappディレクトリの中に、たとえばmyapp.cを作って、Makefileの一番最初の行を、
TARGET = myapp
というふうに編集します。これで開発環境の出来上がりです。
- helloc4やcolorc1ディレクトリなどはintroaから持ってきた例でしかありませんので、邪魔になったら消してください。プロトタイプがなくてもいいという人は、z_new_oも消していいです。copyrightやdocumentやlicenseも読み飽きたら捨てていいです。でも、z_toolsだけは捨てないでください。
- また、z_toolsと同じところにアプリのディレクトリがないと、うまくmakeできません。もし他のところにもアプリのディレクトリを持っていきたくなったら、パスを通す方法を勉強するか、もしくはz_toolsもいっしょにおいてあげてください。
- デフォルトの800x600という解像度はz_tools/OSASK0.PSFをいじれば変更できます。
こめんと欄
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