未成年の○○は法律で禁じられています
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- 未成年はお酒を飲んではいけない。未成年はタバコを吸ってはいけない。確か競馬やパチンコもできない。中古品の売りも制限されていたような気がする。
- これらはたいていなぜダメなのかというと「法律で禁じられているから」というのが一般的な回答である。だがしかし、これを聞かされて納得するような未成年は一流じゃない(僕の基準では)。
- 法律だけが理由なら、つまり法律がすべきではない制限を未成年に課しているのなら、そんな悪法をできるだけ早く撤回してやるべきだ。未成年は参政権がないのでやりたくても法律を直させるように働きかけることができない。だから合理的ではない法律がまかり通っているのは全面的に「大人ども」の責任であって、だから大人は未成年に謝罪すべきということになる。
- そうではなくて、つまり法律もそうだけど、そもそもその法律が制定される根拠があったはずだ。その根拠を大人は未成年に示すべきだ。それが合理的であれば、未成年だって納得する。
- ただ僕には分からないことがある。たとえば飲酒の可否が20歳なのは、いったいどういう根拠なのか?19歳や21歳ではないのはなぜなのか?そこで飲酒による悪影響度のグラフが急変するのか?タバコも同じなのか?・・・だんだん疑わしくなってきた。絶対にこれには個人差があるはずだし、もしそうなら病院でしかるべきテストを受けて合格した場合は、20未満でも許可するべきなんじゃないのか?それともどの年齢であろうと悪影響が無視できないほどあるのなら、年齢にかかわらず禁止にするべきだ。いやもっとややこしい理由があるのかもしれないが、とにかく、僕は30歳をゆうに超えたの今でも、その理由を微塵も知らないのである。
- これは僕にとっては非常に不覚である。つまり僕は根拠も知らないくせに信じて従ってきたのだ。教えてくれなかった周囲の大人を恨みたいところだが、それよりむしろ根拠を教えてくれと一度も言わなかった自分が恥ずかしい。これじゃあ心霊現象を根拠なく信じている人たちとなんら変わりない。
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こめんと欄