原油高・食料品高はヘッジファンドのせいということにして儲かったのは誰か?
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- 原油や食料品の価格が上がっているのはヘッジファンドが悪いみたいにいうのが、ここ数年のマスコミのほぼ一致した主張だが、それは大きな誤認であるというのが僕のかねてからの主張である。
- このミスリードによって誰が得をし誰が損をしたのかを考えてみた。
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- 僕の持論では、高騰の理由は実に単純で、需要と供給のバランスが崩れているから一方的に上がっているのだ。ヘッジファンドだって将来供給過多になると予想していたら、わざわざそんなものを先物で買ったりしない。そんなことしたらわざと大損するようなものだ。そこまでバカじゃない。
- だからもしガソリンの値下げを願うのなら、ガソリンの使用を控えるしかない(もし日本が産油国であれば、もっとほればいい、ともいえたのだけど)。つまり需要を減らす。農作物についても同じだ。食べ物は多く買いすぎて残したりはしないようにする。そして、もし機会があれば、農家への転職を積極的に検討する。
- こうしていれば、