生命から学べること(1)
(0)
- タイトルに注意してほしい。あくまでも「学べること」であって「学ぶべきこと」ではない。つまり僕は何かを強要するつもりはない。
- 今回は増殖について書く。次回は多細胞生物について書く予定。
(1)
- 生命の定義は人によっていろいろだけど、ここでは「自己増殖が可能なもの」ということにしよう。自己増殖が自力で成し遂げられる必要は必ずしもなく、何かに寄生するという方法でもいいだろう。また分裂によって増殖する場合、そのままではどちらも大きさが減ってしまうので、自己増殖というからにはもとの大きさに戻るために食物を食べて成長しなければいけない。だからこの規定だけで、たぶん大方の生命はすべて含められると思う。
(2)
- 生命が自己増殖する方法はいろいろある。ここでは、こういう風に進化したんじゃないかと僕が思っている順に書いてみる。
- もっとも単純な自己増殖法は、アメーバの細胞分裂のような方法だと思う。メスもオスもなく、基本的に自分と同じものを作る。この手の生物は遺伝子がリング状になっていて(もちろん通常はコンパクトにするためにくちゃくちゃに丸められてはいるが、それを丁寧にほどいた場合の話をしている)、端がなく、基本的にコピーも元と同じものができる。もちろんたまにコピーに失敗する。そのおかげで分裂したものが死ぬこともあるが、たまに進化もする。
- 性別のない生命の場合、栄養さえあれば、いつだって増殖できる。結婚相手を探す必要なんてない。
- 他にもまだいろいろ言いたいことはあるが、それは先に進まないと違いが分かりにくいと思うので、後で書くことにしよう。
- 次の自己増殖方法は、ゾウリムシのような方法だろう。