預金先物
(1)
- たとえば2月2日の時点で、来年の1月1日にお年玉をもらえるのが十分に期待できるとする。そして早速1年間預ける決意をしたとしよう(今年はくだらないことに使ってしまった反省などから)。もしここで、来年の1月1日にA銀行に1年間預けると決めたら、金利2%付けます、といわれたらどうだろうか?・・・という発想が今回の出発点。まあ元旦に金融機関はしまっているわけだけど、そういうめんどくさいことは考えないことにしよう。
- 銀行の立場に立ってみよう。1月1日に予告無くお金が集まっても、どうせすぐには運用できない。定期預金申請があって入金してから運用先を探すことになる。これには当然時間がかかるわけで、その間は運用できないということになる。だからどうするのかというと、その分金利を低めに設定するしかない。
- しかし先物ならどうだろう。あらかじめ総額100億円の運用が決まっていれば、ファンドと交渉しておくことも出来るし、国債を買う準備をしておく(国債先物を買っておく)ことだってできる。だから金利も全開にできるじゃないか。実際の入金は1月1日に間に合えばいいのだ。これって頭いい!
- もし間に合わなかったらどうなるのかというと、もちろんそれは先物不履行だから、借金して入金されたと見なすことになると思う。ということは入金するまでの期間に応じて借り入れ金利が発声することになる。つまり高い金利は約束されている代わりに、約束を守らなければペナルティもあるわけだ。
- 逆に借金先物だってあっていいと思う。今じゃなくて、1年後に○○円借ります、2年後に利子つけて一括で全額返しますとか。これだとお金が無くなってから慌てふためいて金策しなくてもいいし、早め早めに借りて余計な金利を払う必要だってない。そもそも借金なんて、十分な時間があれば誰からどんな条件で借りるか吟味できるから、結果的に低い金利で借りられると思う。
- ・・・なんていうことを思いついた。こういうのがあれば「急にピンチ!」みたいなことがなくなって、何もかも平和に進むんじゃないかなあ。金融危機だって多少は緩和できたかもしれないし、危機からの回復だって早まるんじゃないかなあ。
(2)
- 最近OSCで僕が他の人より安く旅行できるのって、先物的な原因によるんじゃないかと思った。というと難しそうだけど、つまり1ヶ月以上前から、安いツアーを探して、それで予約して行っているというだけのこと。前もってやれば、中には早くも営業成績を担保したくて必死になっている旅行代理店がいくつか見つかるから、そこから買ってあげるわけだ。その代理店も無事にチケットがはけて満足だろうし、僕も安くいけて満足。
こめんと欄