昨日のNHKの憲法9条番組を見て
(0)
- なんかみんな勝手なこといっているよなあ・・・でも自分もあまりよく考えていない気がしたので書きながら考えてみることにした。
(1)
- 攻撃されて仕返ししないのは、たぶん正しい戦略ではない(繰り返し型囚人のジレンマ)。
- 自分が仕返しするべきか、また自分でやるにしても武力によらない方法にするべきか、という点もあるので、仕返しするべきだといっても自衛軍が必要だということにはならないが。
- 100のダメージに対して、100の仕返しをする必要もないと思う。8割くらいでいいのではないか。そうすれば報復の繰り返しになってもいずれは収束する可能性が高く、好戦的ではないといえる。攻撃してきた相手に必要なのは報復ではなく、おしおきというか、罰なのであるから。
- 核拡散防止対策のように、通常兵器についても査察すればいいのでは?
- まあそうかもしれないけど、やたらとコストがかかるんじゃないか?軍隊と警察の境界は?
- でも日本の「銃刀法違反で逮捕」って、ようするにこういうことなのかもしれない。一般市民は武器を持つな、と。
- 銃刀法違反がうまくいくのなら、たとえばそれぞれの国家は警察力の維持として国連に事前申請した以上の武器や兵器をもっちゃだめ、っていうのはありなのかもしれない。
- このアイデアはいけるかも。→(2)
- 外交によって戦争を未然に防ぐべき。
- それはもちろんそのとおり。
- でも攻めたほうが得なら、やはり攻められる日はいずれ来る。攻める価値がないほど貧しい国になれば攻められないかもしれない。でもそれはさすがに間違っている気がする。
- 攻められたら素直に侵略されればいい。攻撃される前に無条件降伏。
- 実は個人的にはこれに賛成なんだけど、それだと「攻め得」なので、戦争を仕掛ける野蛮な国家がもっとも繁栄することになる。それはよくない。だから(僕の場合は自分が死んでもいいので)相手にも「こんなことなら攻めなきゃ良かったかもなあ」と後悔させるくらいの何かを与えるべき。世界の国連加盟国が、侵略戦争した国とは100年間貿易しない、って結束してくれたらいいんだけどなあ。・・・でもそれだけだと、世界全部をどんどん侵略していけばいいだけってことになるかなあ。
- 兵器がないからこそ信用されやすい。
- 確かに「私は兵器持っていません、だからあなたや他の誰かを攻撃する気はありません」というのは説得力がある。
(2)
- とりあえず日本が「核拡散防止」の上位概念として「軍縮推進」みたいなのを国連で主張して、自国の軍隊や警察隊、および個人を「いつでも国連による査察を受け入れます」っていうしかないかも。そして前もってどこにどれだけの軍事力を保持しているかも国連に対して明らかにしておく。
- 他国が「いいねこれ」って言ってくれるかどうかは分からないけど、とにかく自分からやらないと、前に進まない。
- なんというか公開され規模も守られていれば、それは「自国および世界平和を守るためだけ」です、といっても信じてもらえそうな気がする。実際に守るときには他の国の軍隊とも国連を通じて連携。どうしてこれだけの規模の軍隊が必要なんですか、といわれたときに、近年の国内の凶悪犯罪に対応するためです、○○からの侵略に備えるためです、って答えられて、それで国連が納得すればいいんじゃないかな。