エコキュート
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- 我が家の風呂がま給湯器が壊れた。これじゃあ給湯もできないしお風呂もたけない。それで母念願のエコキュートにしようということになり、僕が散々調べることになった。これで何日かつぶれた。くやしいので現状での結論をメモしておく。
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- 僕の調べた範囲では、カタログスペック的に最も高性能なのは、コロナのCHP-HX371DA8かなと思った。年間給湯効率(AFP)は3.5だし、ヒートポンプのCOPもかなり高いらしい(値は失念)。しかし取扱店がやや少なめで、価格競争が少なく、結果として販売価格が高い。これじゃあ残念だけどうちでは買えない。
- 取扱店が多くて性能も十分にいいものということで探してみると、なんとなくダイキン製がいいのかなと思った。最新機のEQ37JFVが送料・税込みで302,400円で売っているお店を複数確認した。これはすごい。性能も年々よくなっているのに、安くなったもんだ。AFPは3.2らしい。値段を考えればこれは十分にいい(コロナのCHP-HX371DA8だと本体価格50万円未満を見つけることすら出来なかった)。
- しかし機械だけ買えばいいというものではない。工事しなければいけないのだ。工事費用の相場が、標準工事だけだと12万円くらいからで、うちの場合、はたしてそれで済むのだろうか。まあ見積もってもらえばいいだけなんだけど、見積もる前から不安がいっぱいだ。そもそも設置スペースも、ダイキンのホームページで調べたら、奥行きが160cm以上必要で、幅も200cm必要とある。現在の風呂がま設置位置周辺にそんなに広いスペースはないよ・・・。いくつかのマンホールをつぶせば何とかなるかもしれないけど、それにしたってまずコンクリートをうってもらって安定したプラットホームを作るとこからやってもらわないといけないかもしれない。というか、風呂がま周辺のこのガス配管もじゃまなんじゃないか?まずはこれを撤去するべきなんじゃ?・・・うわー、こんなのきっと標準工事には入ってないぞ。い、いくらになるんだ・・・。
- ということで結局エコキュートそのものをひとまず見送る方向で再検討中。僕の現状の結論というか感想としては、ガスの風呂給湯器に最適化された設計の家にエコキュートを後からつけるのはかなりお金がかかりそうだということ。
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- エコジョーズなるものを発見。調べてみたら、ようするに熱効率を改善した給湯器らしい。エコキュートとは違うからタンクも要らない。行政からの補助金も出る。まあ確かにこれは何もしないでいるよりはよさそうだ。ただちょっと高い。うちはお湯をそんなには使わないので、はたしてエコジョーズで元が取れるんだろうか。もちろんエコジョーズのほうが環境にはやさしいと思うんだけど、でもうちのようにそもそもお湯をあまり使わないというのは、もっといいのだ。
- 少なくともエネルギー効率面で言えば、エコキュートとは比べ物にならない。エコジョーズのホームページが、エコキュートなんてCOP3とか4とかいったって、それはヒートポンプ単独の性能で、タンク内で放熱して失われる分も入れたらCOPは1.9程度になるに違いない、みたいなことを言っている。でもそれを言ったら、エコジョーズはCOP0.95にしかなっていないわけで(従来機はCOP0.8)、どっちにしても2倍まけているじゃん(笑)。それなのに何を偉そうに。ちなみにタンク内での損失も考慮した総合効率が多分AFPに相当すると思うから、コロナの最新機種なら3.5もあることになる。
- エコジョーズを売り込むんだとしたら、そういう言い方ではなくて、現状での理想はエコキュートなんだけど、高いし設置条件も厳しいから、不適合ならエコジョーズなんてどう?というのがいいんじゃないかな。エネルギー効率は2.0〜3.7倍くらい劣るものの、それでも従来のふろ給湯器よりは19%くらい改善できますよ、と。
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- 考えてみると、そもそもなんでエコキュートにはあんな大きなタンクが必要なんだ?そうとも安い深夜電力でお湯を沸かしてそれをためておくためだ。しかし深夜は当然外気も冷たいわけで、ヒートポンプ性能も落ちる。だからもし電気代が一定なら、ヒートポンプは昼に回したほうがいいはずだ。というか、タンクにためても徐々にさめることを考えれば、使うときにヒートポンプをどんどん回したほうがいい(すぐにお湯が出せるようにス少しはためておくとしても)。
- これを現実的にするためには、安い深夜電力をためて昼にそれを使うような電池があればいいんだ。そうとも、電池ならタンクよりも小さく作れるんじゃないか?それに電池ならヒートポンプ以外にも使えるかもしれない。そうすると昼間どんなに電気を使っても全部深夜料金でしか請求されないなんてことすら可能かもしれないじゃないか。これはいい。
- ここで問題になるのは、充電池の効率だろう。あとで1Jのエネルギーを取り出すために、その何倍もの電気を使って充電しなければいけないようでは全く損だ。今の電力料金体系だと、せいぜい2倍くらいでおさえたいところだ。どうすればいいんだろう。ニッケル水素とかリチウムイオンとかの電池がだめなら、コンデンサみたいなほうほうではどうだろう?それもダメなのかな。・・・うーん、何か重い荷物を夜の電力でじわじわ持ち上げて、その位置エネルギーを開放することで発電機を回転させる、みたいなのでもいいよ。持ち上げるとかいうと重力限定みたいだけど、重力じゃなくてもよくて、バネを押し縮めるとか。なんかいい方法ないかな、一時的に電気エネルギーを蓄える方法。
こめんと欄