創造的なプログラマになるには
- ここでいう創造的なプログラマというのは、他のプログラマができないようなことができるプログラマ、くらいの意味です。
箇条書き
- 創造的なプログラマになるためには、いわゆる生産的なことをしないで、非生産的なことを進んでやればいいと思います。
- 生産的なことは、一般的で優秀なプログラマならみんなやっています。その人たちと同じことをしていては、その人たちを超えることはないと思っています。
- たとえば・・・
- [1]誰かが何か新しい素晴らしいものを作って発表したとしましょう。そうなると、次に自分が何か作るときは、それとはまた違うものを作らないと新規性がないわけですが、私ならあえて同じものを「別の方法で」作ることを目指します。
- 別の方法で作るうちにもっといいものができるかもしれません。もしくはその手法の限界が見えるかもしれません。・・・なんにせよ、それはやってみた人にしかわからないわけです。
- [2]どんな開発をするにせよ、あえて自分で「〇〇はしないで」と制約をつけて、その範囲でどこまでできるかを試します。
- 開発時間が3時間しかないとしたら・・・右手だけでプログラミングをするとしたら・・・標準ライブラリしか使っちゃいけないとしたら・・・総行数が100行を超えてはいけないとしたら・・・〇〇言語しか使っちゃいけないとしたら・・・
- そういう制約のもとであれこれとやってみることで、いろんな発見や、新しいテクニックを開発できたりするものです。
- [3]役に立たないものを作っても気にしません。
- 「そんなの作って何の役に立つの?」は愚問です。役に立つものなんて、普通の人々に作らせておけばいいんです。
- 私たちは、役に立たせるために作っているのではなく、技術的な限界を追い求めているだけなのです。
- [4]とにかくたくさんの時間をプログラミングに費やします。
- ちょろっとやって、ポンっとできるような世界じゃないです。結果的にプログラミングに費やす時間は相当なものになるはずです。そこをケチってもいいことはないです。
こめんと欄