「売買」という言葉から

  • (by K, 2008.08.20)

(0)

  • これは結局単なる言葉遊びの域を出ないので、暇つぶし的なメモでしかない。

(1)

  • 日本語で、買ったり売ったりすることを「売り買い」もしくは「売買」という。僕はこれが小さいときから妙に気になっていた。なぜ「買い売り」ではないのか。だって、買わなきゃ売れないじゃないか。だから最初に「買う」のであって最初が「売り」なのはおかしいと思ったのだ。考えてみてほしい、何かを仕入れて売るのだって、土地だって株だって、やっぱり「買ってから売る」じゃないか。
  • この違和感が、さっき急に解消できた気がする。ちょっとひらめいたのだ。

(2)

  • 昔の人にとっては、まずは「売る」だったのではないかと思う。なぜなら昔はみんなお金を持っていたわけじゃない。田畑を耕したりして「商品」を作り、それを必要に応じて市場で売ってお金に変えて、そのお金でほしいものを買って帰ったんじゃなかろうか。
  • つまりお金というのは、品物を品物に交換するための中間状態でしかなく、貯金とかも基本的にはしない。だから売ってから買うのだ。確かに、物々交換から売買への移行時にはまさにこんなやり方が当たり前だっただろうと想像できる。お金なんて信用できなかっただろうし。
  • というか、実は現代に生きる僕たちだって、実は売ってから買っているのだ。だって、まずは仕事してお給料をもらい(これはまさに労働力を売っている)、そのお金でほしいもの必要なものを買っているのだから。僕が違和感を覚えていたのは、この言葉を覚えたときに自分が幼かったせいで、お金はおこずかいという形で「もらう」ものだと思っていたからだ。何かを売って得るほうが普通なので(本来のありかたなので)、お金が無ければ買えない以上、「売ってから買う」はまさに正しい順序だ。

(3)

  • 他の国の言葉はどうなっているのだろう。英語では「sell and buy」なんだろうか?それとも「buy and sell」なんだろうか?
    • Googleで実験してみたところ"sell and buy"は1.16M件なのに対して、"buy and sell"は194M件だった。

こめんと欄


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Last-modified: 2008-08-20 (水) 21:27:40 (5061d)