NHKが言うところの「放送の中立性」は一体誰のため?

  • (by K, 2008.10.11)

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  • 最初に言っておくが、僕はNHKの番組の中で好きなものがかなりある。というか、いわゆる民放の番組はあまり見てない。もちろん受信料も(同居している親が)支払っている。
  • しかしそれでも、NHKの受信料の考え方は意味が分からない。相手が好きであっても、いや好きだからこそ、おかしいものはおかしいと指摘しなければいけないと僕は思う。

(1)

  • NHKはなんだか知らないけど、いわゆる公共放送の独占企業である。他者と競争関係に無い。法律上は、一切努力しなくても、NHKが受信できるテレビが普及している以上は、無条件に利益が上がる構造になっている。
  • これがもし二社以上あって、どちらかだけと契約すればいいのであれば、競争原理も働いて改善もあっただろう(参考:boyaki_a/00113)。でも実際はそうなっていない。
  • さて「そもそも」この受信料なるものはNHKが「放送の中立性」を保つために必要だとしてる。つまり広告収入に頼れば、広告企業の顔色をうかがわなくてはいけなくなって、だから中立でいられなくなる、といいたいわけだ。ふむふむ。
  • しかしここからがよくわからない。まず、放送の中立性を維持したいと思っているのは一体どこの誰なのか。もし視聴者がそう思っているのなら、そう思っている視聴者だけが払えばいいのであって、何もテレビを持っているだけで払えというのは実に乱暴な話だ。テレビを持っている人は放送の中立性を維持した番組を必ず見たいと思っているとなぜ決め付けられる?
  • 僕はむしろ、中立性を守りたいと思っているのはNHKの人のように思える。そういう番組作りに誇りを感じているのだろう。それは結構なことだ。しかしその費用を賛同していない人からも半ば強制的に徴収するというのはいかがなものだろう。そんな方法で集めたお金で運営して恥ずかしくないのか。目的のために手段を選ばずなのか。自分さえ良ければ他人の意思を踏みにじってもいいのか。・・・本来は視聴者のニーズに合わせて番組作りするべきなんじゃないのか。もし自分の好きなようにやりたいならその費用は自分たちが負担するべきなんじゃないのか。
  • 僕には民放だって結構中立なんじゃないかと思う。もし視聴者が不快に思うほど偏っていれば、みんな見なくなるだろう。見なくなれば結局視聴率は下がり、広告収入は入らない。だから広告企業に文句を言われたら、それならあなたとの契約は打ち切ります、とつっぱねればいいのだ。もし本当にいい番組を作っていて、視聴者に支持されていれば、すぐに他のスポンサーが付くだろうから、これで十分にやっていける。

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  • そもそも、ああNHKは(放送局として)中立的でよかったと思ったことがみんなどのくらいあるんだろうか。まあ民放をほとんど見てないせいかもしれないけど、僕はそう感じたことがない。むしろ(相対的に)下品じゃないからいいと思っている。だからもし品位を保とうとすると視聴率が不十分で、だから受信料を払ってくれというのであれば、僕個人としては賛同するし、まあ現状くらいの料金なら支払ってもいい(でも下品にしなくても視聴率は維持できると思うけど)。それを中立性とかいう、僕にとってあまり賛同できない価値のために払えといわれると違和感がある。
  • 僕としてはこの問題の解決のためには、NHKの受信料に関する法的根拠をなくせばいいと思う。その上でどうやって課金するか、もしくは広告を入れることにするのか、それともチャンネルを売り渡して廃業するのかなどは、NHKに決めさせればいいと思う。・・・そうなると僕の好きな番組たちもなくなるかもしれないわけだけど、でもまあこんな変な状態が未来永劫続いてしまうよりは、一度すっきりさせてほしい気がする。NHKがもしなくなれば、NHK的な番組を民放がやってくれるようになるかもしれない(むしろ今はNHKがやるので似たような番組を作ってもCMがあるぶんだけ不利で、だから勝ち目無しと踏んであえてやっていない可能性がある)。

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Last-modified: 2008-10-11 (土) 22:59:56 (5006d)