臓器提供意思表示カード

  • (by K, 2009.03.02)

(0)

  • いきなりだけど、タイトルにもかかわらず、僕はこのカードそのものについて何か言いたいわけではない。というかこのカードは結構よくできている。というのは、このカードは「脳死時に提供します」ということを表す専用カードではなく、逆に「脳死時でも提供しません」ということを示すこともできるようになっているからである。
  • ちなみに僕も持っているが、出かけるときに持っていくのを忘れることが多く、実に情けない。今後は気をつけたい。

(1)

  • 僕は献血や臓器提供はあまり積極的にするべきではないと考えている。これは宗教的な理由とかなんか感覚的に嫌だということではない。というか僕なんかの血がなにかの役に立つなら使ってほしいし、僕が脳死で回復不能になったら煮ても焼いても切り刻んでも別にかまわない。役に立つのならどんなふざけた用途でもかまわない。
  • しかし、これはあまりよくない態度だという見解もあるということを僕は大学で教えてもらった。というのは、みんながホイホイと献血や臓器提供に応じてしまうと、確かに目の前の患者は救えるかもしれないが、人工血液や人工臓器の研究は相対的に下火にならざるを得ないというのだ。・・・僕はこの見解に賛成だ。
  • 現在人工血液の研究はされているが、血液があまりに安く入手できてしまうため、実用化はほとんど進んでいないし、研究費もあまり投入されていない。もし研究が進めば献血なんて全く不要になるくらい良質で安全な人工血液が安価で大量に作れるようになるかもしれないのに、たくさんの(善意による)献血者が結果的にそういう未来の到来を阻害してしまっているわけだ。臓器提供についても全く同じことが言える。

(2)

  • というと、僕は「臓器提供しない」とカードに書いていると思われてしまいそうだが、それは違う。僕は自分の臓器は提供していいと思っている。つまり、上で言ったような事情があるのは十分に承知だけど、でもだからといって人工臓器が本物の移植用臓器にまだ追いついていないのも事実なので(追いついた臓器もあるらしいけど、そうでないものもある)、そのせいで救える命を見殺しにはしたくないから、提供可なわけだ。
  • というか、僕みたいに考える人のために、僕の臓器を移植に利用する場合は通常の移植費用の1割を増額し、その増額分を人工臓器研究へ寄付することを条件に提供を許可する、みたいな選択肢があればなあ(もしくは人工臓器を買う人への助成金とか)。そしたら何のためらいもなくなるんだけど・・・。
  • あれ、結局「カードに選択肢を増やしてくれ」ってことだから、ちゃんとタイトル通り、カードの話題に収まったのかな?

こめんと欄


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Last-modified: 2009-03-02 (月) 21:09:28 (4916d)