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20212021
* 有名になりたいなら -背景:それでも減らない、私も有名になりたいです、の問い合わせ。 -結論:有名になりたいと思っているうちは有名になれないだろう。 -どうしてこの結論になるのかを説明する形式で書いてみます。 -あなたの周りで有名な人を探してみてください。有名な人は、有名になりたいから有名になったのではなくて、有名になるようなことをしたから有名になったのです。つまり人の記憶に残るようなことをすればいいのです。 -もし有名なピアニストになりたければ、ひたすら練習して自分なりの個性ある演奏方法に到達して、それを徹底的に磨けばいいでしょう。一度聴いた人がもう一度あの演奏を聞きたいと思えるほどの演奏になれば、勝手に有名になっていくでしょう。 -有名になろうと思って、変にかっこつけてみたりしたところで、それはたいていうまくいかないと思います。真剣に本気で演奏するからこそいいのであって、そしてたとえ有名になっても飽くなき練習をして自分の技術を磨いていくからこそ有名さは続くのであって、ちょっと有名になったくらいで、練習をサボるようになればしばらくしてみんなから忘れられるでしょう。 -有名になる方法なんていくらでもあると僕は思います。困っている人を助けてもいいですし、今までに無いものを発明してもいいです。・・・共通点は、人がしないこと(できないこと)をやれるかどうかですかねえ。困っている人は他に誰も助けてくれないから困っているんです。そこであなたが手を貸してあげれば、きっと喜ばれてその人の記憶に残ります。あまりにも印象的であれば他の人にもそのときの嬉しさを語るかもしれません。発明も今まで他の人ができなかったことをしたから発明になるのであって、そうでなければただの真似です。スポーツなどの記録更新も同じです。 -でもこれは僕の勝手な想像ですが、有名になるために困っている人を助けるのだとしたら、助けられた人の感動は半減するでしょう。困っている姿を見ていられなくてそれで助けたのだとしたら、なんとお心のおやさしい方、ということになるでしょう。発明も、自分を有名にするために発明したなんていうのは、やっぱり感動半減です。日々の生活でこれができればという強い想いから発明にいたったとか、この発明で不便に思っている人を助けられそうだと思ってやったとか、そういうのがいいと思うんです。 -ということでこれらの動機として有名になりたいというのがあっても構いませんが、それは絶対に他の人に言うべきではありません。もちろん僕にも言うべきではありません。人に言えば言うほど、いいことをしても感動が半減してしまい、有名になるのが遠のくと思います。というか、有名になりたいと思って有名になった人は確かにいると思いますが、有名な人のほとんどは、有名になりたくてなったわけじゃないと思います。 -有名になるための方法を人に聞いているようじゃ、もうだめだと思いますね。そんなことを他人に言うヒマが合ったら、とにかく前進することです。 -有名さを手段にしようと思っている人がいます。僕に寄せられる話題で多いのは、有名になって(名誉)教授になるとか、プログラマとして有名になって一流企業に入りたいとかです。この方法は確かに有効かもしれません。でも、そんなのは結局だめになる気がします。 -仮に何かで有名になって教授になったとしましょう。これは裏を返せば、正攻法では教授になれないから有名になって教授になる、ということなんですよね?ということは、実力が無いということです。実力が無ければ教授になってから苦労するだけです。・・・プログラマとして有名になって一流企業、の話もまったくおなじです。正攻法で入れないから有名になって入りたいんですよね?そんなの仮にうまくいっても数年でクビになるだけです。そんなのが理想なんでしょうか。 -僕は逆だと思うんです。何かすごい実力があって、その実力のおかげでたまたま有名になって、だから教授になれるんです。逆にいえば、有名にならなくても、その人は実力で教授になれるんです。だから有名さを手段するという発想は全然なってないと思います。プログラマとして有名うんぬんも同じです。だから手段として有名さを使うというのは全くあてにならないと思います。 -もちろん、有名さは手間を省く手段になります。もしすごいプログラムを作ったことで有名なら、プログラムに関する入社試験は免除してもらえるかもしれません。しかし誤解しないでください、これは実力があるから免除されたのであって(つまりどうせやっても合格点をとるのは目に見えているので)有名だから免除されたわけではありません。 -また有名さに頼るというのは、一種、過去の栄光に頼っているところがあると思います。たとえば僕が第一線を退いたあと、誰かが僕をOSASKの川合だと紹介することはあっても、自分から言うことは多分無いと思います。そのときの僕からすれば、OSASKを作ったのは過去の僕であって、今の自分にはそれだけの実力が無いのです(だから引退したわけだろうし)。それなのにいつまでも自分を○○の川合です、みたいにいうなんて、僕には恥ずかしくてできません。過去の僕なんかではなく、今の僕を見てほしいです。 -学歴と有名さ -この文章を書いているうちに、学歴も有名さと同じようなものかもしれないと思いました。まだ卒業から間もなくて、学んだことを十分に覚えているなら自分の学歴を誇ることに少しは意味があるかもしれませんが、そうでなければ学歴をえらそうに言う人は今はよほど落ちぶれた人なんだろうと思います。もし今のほうがいいなら、自慢するために過去のことを持ち出したりはしないでしょうからね。それにどこの大学を出たかということと、その人がどのくらい頭がいいかなんてことは(そもそも頭がいいってなんだろうと思うくらいですが)、何の関係も無いと思っています。関係があると思う人もいるみたいですが、そういうことを言う人ってよほど閉鎖的な世界で暮らしてきた井の中の蛙なんだなと思います。大事なのは、どこの大学に入ったかとか、どんな有名な先生の下で研究したかではなくて、その人本人が何をやったかです(だから自分の専攻を言うのはいいとも思います)。同級生にプロ野球選手がいるとか、友達が事業に成功したとかいうことが結局本人の能力には関係ないのと同じで、学歴なんでどうでもいいことです。僕が自分から自分の学歴を言うのは、唯一同窓生を探すときだけです。 -話を戻します。なんで有名になる方法なんていうのを他人に聞くんでしょうか。ひょっとして、できるだけ楽して有名になりたいとか思っているのでしょうか。なんだかなー。 -有名になるには、とにかく好きなことをするしかないと僕は思います。何が好きかわからないという人は、逆にいえば何も嫌いではないということでもあると思うので、とにかく何かを始めてください。そしてそれを絶対にやめてはいけません。有名になるまでやめなければ、有名になります。 -中にはこう反論する人もいるでしょう、できればこれから当たりそうな分野を狙って生きたいから教えてほしい、と。そんなのはダメです。当たりそうな分野というのは、つまり他の人も目をつけています。しかも人に教えてもらうまでその分野の可能性に気づかなかったようでは、相当スタートが遅いということです。先行組には追いつけません。あなたにはチャンスは無いでしょう。 -だからあたるかどうかではなく、とにかく自分が好きなことをやるんです。好きなら長続きします。好きならがんばれます。好きなら苦しくありません。楽して有名になりたいという人は、僕に聞いても無駄です。僕は労せずして有名になった人なんて知りませんし、興味ありません。 -さて、これでも目がさめていない人がいるかもしれないので、現実を紹介しようと思います。どこからか、僕が慶応大学で授業をしたことがあると知って、どうしたらそんなに有名になれるのか、なんていうのがよくある問い合わせです。もしくは、僕がある企業から好条件で仕事をしないかと持ちかけられていると知って、どうしたらそんなに有名になれるか、なんていうのもあります。他にもありますが、とにかくそんなこと僕に聞くのはナンセンスです。 -そもそも、僕が有名だからそういう機会が回ってきた、と考えることからして間違っています。僕は常にただひたすらやってきただけなのです。有名になるために広告を打ったり、街頭でさけんだりしていません。また、有名になるために、一般受けするような機能をOSASKにつけるなんていうことすらしていません。むしろ突っぱねているくらいです。 -僕が慶応大学で授業をやらせてもらえたのは、僕の話を直接聞いた人が、この人なら興味深い授業ができるかもしれない、と思ってくれたからです。僕が有名だからではありません。僕に仕事をあげるから是非入社しなさいといってくれた企業は、僕が有名だからとか有能だからとかではなく、たぶん、僕がそのうち貯金切れになって、それで開発が続けられなくなったらかわいそうだと思ったからです(直接そういわれたわけではないですが、たぶんそうだろうと僕は思っています。・・・もちろん採用の意図がいかなるものであろうとも、もしそこに就職することになれば、僕は会社の利益のために全力でがんばりますが)。雑誌に何度か載りましたが、それも僕が有名だからではなくて、こいつはおもしろそうだから原稿を書かせてみようか、と思ったからです。それだけなんです。 -僕はどんなことでも一途に一生懸命にやることが一番大事だと思います。他の人の意見で、あっちにふらふら、こっちにふらふら、なんていうのは全然ダメです。・・・一途で一生懸命な姿が学生に好印象を与えると関係者が判断すれば、大学で授業をする機会がいつしかやってくるでしょう。雑誌社から声をかけられることもあるでしょう。お情けで仕事もくるでしょう。そういうものです。有名になりたいとかいっているうちは無理です、残念ながら。そんなことを言うひまがあったら、とにかく好きなことを一生懸命にやってください。 -おまけ: --すごいプログラムを作りたい、すごいOSを作りたい、という人へ。 --具体的に何がどうすごいんですか?・・・すごく使いやすくて、すごく高速で、うんぬん、と言う人がいますが、それじゃあ全然具体的ではありません。ウィンドウが三角だから使いやすいとか、新しいマルチタスクの方法を考えたから高速だとか、何かそういった具体的な説明が必要です。そういう説明ができるようになるまでは、まずすごいプログラムは作れません。誰も手伝えません。 --具体的な説明が無いまま、すごいプログラムを作りたいという人には、とりあえず、「うん、そうか、期待しています、がんばってね」というメッセージを返しています。これはそれ以上どうにもいえないからですので、ご了承ください。 * こめんと欄 #comment
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* 有名になりたいなら -背景:それでも減らない、私も有名になりたいです、の問い合わせ。 -結論:有名になりたいと思っているうちは有名になれないだろう。 -どうしてこの結論になるのかを説明する形式で書いてみます。 -あなたの周りで有名な人を探してみてください。有名な人は、有名になりたいから有名になったのではなくて、有名になるようなことをしたから有名になったのです。つまり人の記憶に残るようなことをすればいいのです。 -もし有名なピアニストになりたければ、ひたすら練習して自分なりの個性ある演奏方法に到達して、それを徹底的に磨けばいいでしょう。一度聴いた人がもう一度あの演奏を聞きたいと思えるほどの演奏になれば、勝手に有名になっていくでしょう。 -有名になろうと思って、変にかっこつけてみたりしたところで、それはたいていうまくいかないと思います。真剣に本気で演奏するからこそいいのであって、そしてたとえ有名になっても飽くなき練習をして自分の技術を磨いていくからこそ有名さは続くのであって、ちょっと有名になったくらいで、練習をサボるようになればしばらくしてみんなから忘れられるでしょう。 -有名になる方法なんていくらでもあると僕は思います。困っている人を助けてもいいですし、今までに無いものを発明してもいいです。・・・共通点は、人がしないこと(できないこと)をやれるかどうかですかねえ。困っている人は他に誰も助けてくれないから困っているんです。そこであなたが手を貸してあげれば、きっと喜ばれてその人の記憶に残ります。あまりにも印象的であれば他の人にもそのときの嬉しさを語るかもしれません。発明も今まで他の人ができなかったことをしたから発明になるのであって、そうでなければただの真似です。スポーツなどの記録更新も同じです。 -でもこれは僕の勝手な想像ですが、有名になるために困っている人を助けるのだとしたら、助けられた人の感動は半減するでしょう。困っている姿を見ていられなくてそれで助けたのだとしたら、なんとお心のおやさしい方、ということになるでしょう。発明も、自分を有名にするために発明したなんていうのは、やっぱり感動半減です。日々の生活でこれができればという強い想いから発明にいたったとか、この発明で不便に思っている人を助けられそうだと思ってやったとか、そういうのがいいと思うんです。 -ということでこれらの動機として有名になりたいというのがあっても構いませんが、それは絶対に他の人に言うべきではありません。もちろん僕にも言うべきではありません。人に言えば言うほど、いいことをしても感動が半減してしまい、有名になるのが遠のくと思います。というか、有名になりたいと思って有名になった人は確かにいると思いますが、有名な人のほとんどは、有名になりたくてなったわけじゃないと思います。 -有名になるための方法を人に聞いているようじゃ、もうだめだと思いますね。そんなことを他人に言うヒマが合ったら、とにかく前進することです。 -有名さを手段にしようと思っている人がいます。僕に寄せられる話題で多いのは、有名になって(名誉)教授になるとか、プログラマとして有名になって一流企業に入りたいとかです。この方法は確かに有効かもしれません。でも、そんなのは結局だめになる気がします。 -仮に何かで有名になって教授になったとしましょう。これは裏を返せば、正攻法では教授になれないから有名になって教授になる、ということなんですよね?ということは、実力が無いということです。実力が無ければ教授になってから苦労するだけです。・・・プログラマとして有名になって一流企業、の話もまったくおなじです。正攻法で入れないから有名になって入りたいんですよね?そんなの仮にうまくいっても数年でクビになるだけです。そんなのが理想なんでしょうか。 -僕は逆だと思うんです。何かすごい実力があって、その実力のおかげでたまたま有名になって、だから教授になれるんです。逆にいえば、有名にならなくても、その人は実力で教授になれるんです。だから有名さを手段するという発想は全然なってないと思います。プログラマとして有名うんぬんも同じです。だから手段として有名さを使うというのは全くあてにならないと思います。 -もちろん、有名さは手間を省く手段になります。もしすごいプログラムを作ったことで有名なら、プログラムに関する入社試験は免除してもらえるかもしれません。しかし誤解しないでください、これは実力があるから免除されたのであって(つまりどうせやっても合格点をとるのは目に見えているので)有名だから免除されたわけではありません。 -また有名さに頼るというのは、一種、過去の栄光に頼っているところがあると思います。たとえば僕が第一線を退いたあと、誰かが僕をOSASKの川合だと紹介することはあっても、自分から言うことは多分無いと思います。そのときの僕からすれば、OSASKを作ったのは過去の僕であって、今の自分にはそれだけの実力が無いのです(だから引退したわけだろうし)。それなのにいつまでも自分を○○の川合です、みたいにいうなんて、僕には恥ずかしくてできません。過去の僕なんかではなく、今の僕を見てほしいです。 -学歴と有名さ -この文章を書いているうちに、学歴も有名さと同じようなものかもしれないと思いました。まだ卒業から間もなくて、学んだことを十分に覚えているなら自分の学歴を誇ることに少しは意味があるかもしれませんが、そうでなければ学歴をえらそうに言う人は今はよほど落ちぶれた人なんだろうと思います。もし今のほうがいいなら、自慢するために過去のことを持ち出したりはしないでしょうからね。それにどこの大学を出たかということと、その人がどのくらい頭がいいかなんてことは(そもそも頭がいいってなんだろうと思うくらいですが)、何の関係も無いと思っています。関係があると思う人もいるみたいですが、そういうことを言う人ってよほど閉鎖的な世界で暮らしてきた井の中の蛙なんだなと思います。大事なのは、どこの大学に入ったかとか、どんな有名な先生の下で研究したかではなくて、その人本人が何をやったかです(だから自分の専攻を言うのはいいとも思います)。同級生にプロ野球選手がいるとか、友達が事業に成功したとかいうことが結局本人の能力には関係ないのと同じで、学歴なんでどうでもいいことです。僕が自分から自分の学歴を言うのは、唯一同窓生を探すときだけです。 -話を戻します。なんで有名になる方法なんていうのを他人に聞くんでしょうか。ひょっとして、できるだけ楽して有名になりたいとか思っているのでしょうか。なんだかなー。 -有名になるには、とにかく好きなことをするしかないと僕は思います。何が好きかわからないという人は、逆にいえば何も嫌いではないということでもあると思うので、とにかく何かを始めてください。そしてそれを絶対にやめてはいけません。有名になるまでやめなければ、有名になります。 -中にはこう反論する人もいるでしょう、できればこれから当たりそうな分野を狙って生きたいから教えてほしい、と。そんなのはダメです。当たりそうな分野というのは、つまり他の人も目をつけています。しかも人に教えてもらうまでその分野の可能性に気づかなかったようでは、相当スタートが遅いということです。先行組には追いつけません。あなたにはチャンスは無いでしょう。 -だからあたるかどうかではなく、とにかく自分が好きなことをやるんです。好きなら長続きします。好きならがんばれます。好きなら苦しくありません。楽して有名になりたいという人は、僕に聞いても無駄です。僕は労せずして有名になった人なんて知りませんし、興味ありません。 -さて、これでも目がさめていない人がいるかもしれないので、現実を紹介しようと思います。どこからか、僕が慶応大学で授業をしたことがあると知って、どうしたらそんなに有名になれるのか、なんていうのがよくある問い合わせです。もしくは、僕がある企業から好条件で仕事をしないかと持ちかけられていると知って、どうしたらそんなに有名になれるか、なんていうのもあります。他にもありますが、とにかくそんなこと僕に聞くのはナンセンスです。 -そもそも、僕が有名だからそういう機会が回ってきた、と考えることからして間違っています。僕は常にただひたすらやってきただけなのです。有名になるために広告を打ったり、街頭でさけんだりしていません。また、有名になるために、一般受けするような機能をOSASKにつけるなんていうことすらしていません。むしろ突っぱねているくらいです。 -僕が慶応大学で授業をやらせてもらえたのは、僕の話を直接聞いた人が、この人なら興味深い授業ができるかもしれない、と思ってくれたからです。僕が有名だからではありません。僕に仕事をあげるから是非入社しなさいといってくれた企業は、僕が有名だからとか有能だからとかではなく、たぶん、僕がそのうち貯金切れになって、それで開発が続けられなくなったらかわいそうだと思ったからです(直接そういわれたわけではないですが、たぶんそうだろうと僕は思っています。・・・もちろん採用の意図がいかなるものであろうとも、もしそこに就職することになれば、僕は会社の利益のために全力でがんばりますが)。雑誌に何度か載りましたが、それも僕が有名だからではなくて、こいつはおもしろそうだから原稿を書かせてみようか、と思ったからです。それだけなんです。 -僕はどんなことでも一途に一生懸命にやることが一番大事だと思います。他の人の意見で、あっちにふらふら、こっちにふらふら、なんていうのは全然ダメです。・・・一途で一生懸命な姿が学生に好印象を与えると関係者が判断すれば、大学で授業をする機会がいつしかやってくるでしょう。雑誌社から声をかけられることもあるでしょう。お情けで仕事もくるでしょう。そういうものです。有名になりたいとかいっているうちは無理です、残念ながら。そんなことを言うひまがあったら、とにかく好きなことを一生懸命にやってください。 -おまけ: --すごいプログラムを作りたい、すごいOSを作りたい、という人へ。 --具体的に何がどうすごいんですか?・・・すごく使いやすくて、すごく高速で、うんぬん、と言う人がいますが、それじゃあ全然具体的ではありません。ウィンドウが三角だから使いやすいとか、新しいマルチタスクの方法を考えたから高速だとか、何かそういった具体的な説明が必要です。そういう説明ができるようになるまでは、まずすごいプログラムは作れません。誰も手伝えません。 --具体的な説明が無いまま、すごいプログラムを作りたいという人には、とりあえず、「うん、そうか、期待しています、がんばってね」というメッセージを返しています。これはそれ以上どうにもいえないからですので、ご了承ください。 * こめんと欄 #comment
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