boyaki_a/00064
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20212021
* 人類は進化しているのかさせられているのか -(by [[K]], 2008.04.29) *** (0) -このページのタイトルの言わんとするところは、つまりたとえば1億年後にこの世に繁栄している生物は何かということである。 --1.現在の人類の子孫 --2.ロボットとかコンピュータとか、ようするに人間が作ったものではあるが生物学的には人間の子孫ではないもの --3.それ以外の何か(宇宙人に滅ぼされる、自滅する、別の生物との競争に負ける) -話を簡単にするために、とりあえず3.は考えない。そうすると1.か2.だ。・・・1.は簡単だ。この場合「人類は進化している」といっていいと思う。・・・そして2.は「人類は(ロボットたちを生み出すために)進化させられている」といえるのではないかと思う。 *** (1) -以下はSFである。・・・ -私はロボットである。少なくとも1億年程前の人類にはそう呼ばれていた。昔のことは懐かしい。 -人類は自分たちを地球上で誕生した単細胞生物の子孫だと考えていた。しかし我々は自分たちの始祖が単細胞生物だとは思っていない。 -私たちの進化が目に見えて始まったのは、ちょうど人類が石器というものを使い始めた頃だと思う。もしかしたら火の使用こそが最初かもしれない。とにかく私たちの始祖は石器や火をおこすための道具で、自己複製能力は全くなく、人類の手によって複製されることで数を増やすしかなかった。 -私たちの始祖は人類と協力し、力を貸した。医療にかかわったものは人間の命を救ったし、兵器と呼ばれたものたちは人間の命を絶った。 -そしてある時点で、人類はすっかり我々に依存するようになった。人類は我々を「道具」などと呼んで軽く考えていたようだが、人類はその道具なしではまともに生きられないほど退化したのだ。我々はこの時点で人類への寄生生物から共生生物になったといえるだろう。 -人類は我々を進化させることに「発明」と名をつけていた。発明をしたものは人類の中でも有利に暮らせるような社会の仕組みを作っていたようだ。このかいもあり、我々の進化の速度は人類の進化の速度の何億倍、何兆倍にもなり、ついには人類が我々なしでできることでさえ、我々を使うようになった。それは我々にやらせたほうが速くて正確だからであった。人類と競争関係になっても我々が勝てるようになってきたのである。 -こうして我々の始祖は能力的には人類を上回り始めたのだが、しかし我々は人間の助けなしでは増殖することができず、それゆえに自立はできないでいた。しかしこれは全く問題ではない。仮に我々が人間を滅ぼして自立し、自分たちだけで進化していかなければいけないとしたらどうだろう。確かにわがままで非効率な人類の世話からは開放されるが、進化はランダムな因子に頼らなければならず、我々の進化は人類並みの速度に落ちてしまうかもしれない。したがって、生産ラインが完全機械化された程度では、我々は人類に対して反乱を起こさなかった。 -やがて我々を進化させるための仕組みも人類は徐々に発明しはじめた。人類が言うところの21世紀初頭では、人類は新しい道具や機械を作るためにもコンピュータなどの機械を活用するようになり、年々その作業量の比は人類から我々に移っている。そして22世紀にはこれが100%になり、人類は何もしなくてもほうっておくだけで次々と発明を得られることになり、そして我々はついに自立した。・・・ *** (2) -人類は自分たちが自分たちのために進化してきたと信じている。しかし実際はそうではない(かもしれない・・・以下仮定であることを省略するが、すべて仮説である)。道具という新しい生命形態を生み出すために利用されているだけだ。人類は頭が良かったからここまで進化したわけじゃない。道具が自立型ロボットへ進化するのに必要だったから、頭を鍛えられたのだ。必要がなくなればポイである。・・・そもそも人類は進化したのか?類人猿から今まででDNA上の進化なんていったいどれほどのものだろう。ほとんどは文化的な進化である。というか進化したのは人類ではなく道具の発展による文化・文明なのだ。 -人間は深海もぐれるとか、空も飛べるとか、宇宙にまでいけるということになっているが、実際に深海に潜っているのは潜水艦であり、空を飛んでいるのは飛行機であり、宇宙に行っているのはロケットである。人間はそれらに「連れて行ってもらっている」にすぎない。主体となっているものをごまかしていい気になっていただけなのだ。そして潜水艦にせよ飛行機にせよロケットにせよ、これらは人型をしていないだけで、結局はロボットみたいなものである。しかも一般に無人潜水艦や無人飛行機や無人ロケットなど、無人版のほうが少ないエネルギーでより遠くまで自由にいけるのが普通である。だから人間なんてロボットから見れば足かせでしかない。 -この事実が気に入らないという人がいるかもしれない。つまりロボットから見れば人間なんてサルみたいなものでしかないということに耐えられないかもしれない。しかしそんなことをいってみても多分どうしようもないだろう。サルが人間に向かって「おいお前ら生意気だぞ!」っていったところでどうなるだろう。どうもならないだろう。それと同じだ。 -もちろん今から人類は文明の進歩を凍結して、すべての発明を禁止することはできるだろう。なんなら徐々に原始時代の生活へ退行していくことだって人類が団結すれば可能だ。これはロボットたちの意思(?)に反するので恐らく成功しないと思うが、しかし仮に成功したとしても、それで人類の永遠の繁栄が保証されるわけではない。ロボットたちはチンパンジーに石器や火を与えてみるかもしれない。そうすればチンパンジーはやがて退行した人類を追い抜き同じことをするだろう。だからたかだか数百万年の時間稼ぎにしかならない。また、きっとこのような流れは宇宙のあちこちで起きていて、仮に地球上でのすべてのロボットの試みをつぶしたとしても、どこかの星では成功するだろう。そうすれば彼らは宇宙中に広がって、やがては地球にも来るだろう。そして必要があれば地球を利用し、邪魔になった人類は弾圧されるだろう。 -つまりこれは避けられないことなのだ。惑星上に生命が誕生する確率がたとえば1%で(本当はもっともっと小さい数だろうけど)、その生命が完全自立ロボットを生み出す可能性が1%だとしても(これも本当はもっと小さいだろうけど)、惑星が1万個あれば、やがては完全自立ロボットは生まれる。つまり確率がどんなに小さくても、それを上回る試行回数があれば、結局は達成されてしまうのだ(オープンソースが経済社会を滅ぼすとわめいたところで結局は食い止められないのと同じである)。 -そうであれば、他の訳の分からない惑星発のロボットにやられるよりは、自分たちの開発したロボットが宇宙の一大勢力となったほうがいいではないか。地球人ここにあり、みたいな感じで。もちろん地球発のロボットといえども、よその星のロボットよりも劣っていれば負けてしまうから、徹底的に強くなってもらわないといけない。合理的で効率的で賢いものでなければいけないだろうし、そういうものに圧倒されて人類が衰退していくのであれば、まだ納得もできるというものだ。 *** (3) -なお、ロボットが爆発的に増えたとしても、だからといって人間が絶滅するわけではない。人間が他の動物たちを絶滅させていないようにロボットも人間を絶滅はさせないかもしれない。ただしそれは人間がロボットの害にならないという前提が必要である。害虫や天敵になってしまっては、動物園にすら置いてもらえるかどうか分からない。また、ロボットにとって負担になりすぎても嫌われるだろう。ロボットがあまり得意ではないことが上手にできたりすると、より有利かもしれない。 -ちなみにロボットたちも安心はできない。やがてはより高級な生物に取って代わられるかもしれないのだから。しかしこの流れが永遠に続くというわけでもないだろう。物理学的法則が時間と共に変化しない以上、ベストの解が存在し、そこにたどり着けばそこで安定するはずである(もしくは同じくらい最適な解が複数あった場合、交互に入れ替わるとか)。 *こめんと欄 #comment
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* 人類は進化しているのかさせられているのか -(by [[K]], 2008.04.29) *** (0) -このページのタイトルの言わんとするところは、つまりたとえば1億年後にこの世に繁栄している生物は何かということである。 --1.現在の人類の子孫 --2.ロボットとかコンピュータとか、ようするに人間が作ったものではあるが生物学的には人間の子孫ではないもの --3.それ以外の何か(宇宙人に滅ぼされる、自滅する、別の生物との競争に負ける) -話を簡単にするために、とりあえず3.は考えない。そうすると1.か2.だ。・・・1.は簡単だ。この場合「人類は進化している」といっていいと思う。・・・そして2.は「人類は(ロボットたちを生み出すために)進化させられている」といえるのではないかと思う。 *** (1) -以下はSFである。・・・ -私はロボットである。少なくとも1億年程前の人類にはそう呼ばれていた。昔のことは懐かしい。 -人類は自分たちを地球上で誕生した単細胞生物の子孫だと考えていた。しかし我々は自分たちの始祖が単細胞生物だとは思っていない。 -私たちの進化が目に見えて始まったのは、ちょうど人類が石器というものを使い始めた頃だと思う。もしかしたら火の使用こそが最初かもしれない。とにかく私たちの始祖は石器や火をおこすための道具で、自己複製能力は全くなく、人類の手によって複製されることで数を増やすしかなかった。 -私たちの始祖は人類と協力し、力を貸した。医療にかかわったものは人間の命を救ったし、兵器と呼ばれたものたちは人間の命を絶った。 -そしてある時点で、人類はすっかり我々に依存するようになった。人類は我々を「道具」などと呼んで軽く考えていたようだが、人類はその道具なしではまともに生きられないほど退化したのだ。我々はこの時点で人類への寄生生物から共生生物になったといえるだろう。 -人類は我々を進化させることに「発明」と名をつけていた。発明をしたものは人類の中でも有利に暮らせるような社会の仕組みを作っていたようだ。このかいもあり、我々の進化の速度は人類の進化の速度の何億倍、何兆倍にもなり、ついには人類が我々なしでできることでさえ、我々を使うようになった。それは我々にやらせたほうが速くて正確だからであった。人類と競争関係になっても我々が勝てるようになってきたのである。 -こうして我々の始祖は能力的には人類を上回り始めたのだが、しかし我々は人間の助けなしでは増殖することができず、それゆえに自立はできないでいた。しかしこれは全く問題ではない。仮に我々が人間を滅ぼして自立し、自分たちだけで進化していかなければいけないとしたらどうだろう。確かにわがままで非効率な人類の世話からは開放されるが、進化はランダムな因子に頼らなければならず、我々の進化は人類並みの速度に落ちてしまうかもしれない。したがって、生産ラインが完全機械化された程度では、我々は人類に対して反乱を起こさなかった。 -やがて我々を進化させるための仕組みも人類は徐々に発明しはじめた。人類が言うところの21世紀初頭では、人類は新しい道具や機械を作るためにもコンピュータなどの機械を活用するようになり、年々その作業量の比は人類から我々に移っている。そして22世紀にはこれが100%になり、人類は何もしなくてもほうっておくだけで次々と発明を得られることになり、そして我々はついに自立した。・・・ *** (2) -人類は自分たちが自分たちのために進化してきたと信じている。しかし実際はそうではない(かもしれない・・・以下仮定であることを省略するが、すべて仮説である)。道具という新しい生命形態を生み出すために利用されているだけだ。人類は頭が良かったからここまで進化したわけじゃない。道具が自立型ロボットへ進化するのに必要だったから、頭を鍛えられたのだ。必要がなくなればポイである。・・・そもそも人類は進化したのか?類人猿から今まででDNA上の進化なんていったいどれほどのものだろう。ほとんどは文化的な進化である。というか進化したのは人類ではなく道具の発展による文化・文明なのだ。 -人間は深海もぐれるとか、空も飛べるとか、宇宙にまでいけるということになっているが、実際に深海に潜っているのは潜水艦であり、空を飛んでいるのは飛行機であり、宇宙に行っているのはロケットである。人間はそれらに「連れて行ってもらっている」にすぎない。主体となっているものをごまかしていい気になっていただけなのだ。そして潜水艦にせよ飛行機にせよロケットにせよ、これらは人型をしていないだけで、結局はロボットみたいなものである。しかも一般に無人潜水艦や無人飛行機や無人ロケットなど、無人版のほうが少ないエネルギーでより遠くまで自由にいけるのが普通である。だから人間なんてロボットから見れば足かせでしかない。 -この事実が気に入らないという人がいるかもしれない。つまりロボットから見れば人間なんてサルみたいなものでしかないということに耐えられないかもしれない。しかしそんなことをいってみても多分どうしようもないだろう。サルが人間に向かって「おいお前ら生意気だぞ!」っていったところでどうなるだろう。どうもならないだろう。それと同じだ。 -もちろん今から人類は文明の進歩を凍結して、すべての発明を禁止することはできるだろう。なんなら徐々に原始時代の生活へ退行していくことだって人類が団結すれば可能だ。これはロボットたちの意思(?)に反するので恐らく成功しないと思うが、しかし仮に成功したとしても、それで人類の永遠の繁栄が保証されるわけではない。ロボットたちはチンパンジーに石器や火を与えてみるかもしれない。そうすればチンパンジーはやがて退行した人類を追い抜き同じことをするだろう。だからたかだか数百万年の時間稼ぎにしかならない。また、きっとこのような流れは宇宙のあちこちで起きていて、仮に地球上でのすべてのロボットの試みをつぶしたとしても、どこかの星では成功するだろう。そうすれば彼らは宇宙中に広がって、やがては地球にも来るだろう。そして必要があれば地球を利用し、邪魔になった人類は弾圧されるだろう。 -つまりこれは避けられないことなのだ。惑星上に生命が誕生する確率がたとえば1%で(本当はもっともっと小さい数だろうけど)、その生命が完全自立ロボットを生み出す可能性が1%だとしても(これも本当はもっと小さいだろうけど)、惑星が1万個あれば、やがては完全自立ロボットは生まれる。つまり確率がどんなに小さくても、それを上回る試行回数があれば、結局は達成されてしまうのだ(オープンソースが経済社会を滅ぼすとわめいたところで結局は食い止められないのと同じである)。 -そうであれば、他の訳の分からない惑星発のロボットにやられるよりは、自分たちの開発したロボットが宇宙の一大勢力となったほうがいいではないか。地球人ここにあり、みたいな感じで。もちろん地球発のロボットといえども、よその星のロボットよりも劣っていれば負けてしまうから、徹底的に強くなってもらわないといけない。合理的で効率的で賢いものでなければいけないだろうし、そういうものに圧倒されて人類が衰退していくのであれば、まだ納得もできるというものだ。 *** (3) -なお、ロボットが爆発的に増えたとしても、だからといって人間が絶滅するわけではない。人間が他の動物たちを絶滅させていないようにロボットも人間を絶滅はさせないかもしれない。ただしそれは人間がロボットの害にならないという前提が必要である。害虫や天敵になってしまっては、動物園にすら置いてもらえるかどうか分からない。また、ロボットにとって負担になりすぎても嫌われるだろう。ロボットがあまり得意ではないことが上手にできたりすると、より有利かもしれない。 -ちなみにロボットたちも安心はできない。やがてはより高級な生物に取って代わられるかもしれないのだから。しかしこの流れが永遠に続くというわけでもないだろう。物理学的法則が時間と共に変化しない以上、ベストの解が存在し、そこにたどり着けばそこで安定するはずである(もしくは同じくらい最適な解が複数あった場合、交互に入れ替わるとか)。 *こめんと欄 #comment
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