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* 2012年のメモ #0001 ** 2012.10.02 Tue -今日はこのサイトを作った。最初に使い分けの方針を明らかにしておこう。 -これは日記というか日々の思いついたことを書くサイトにする。多分年に10回くらいは更新することになると思う。 -いうなれば http://dot.osask.jp/blog2/ の後継。 --どうして上記のサイトをそのまま使わないかだけど、ちょっとサーバの反応が重くて・・・ --すごく気に入っていたんだけど、たまに重いときがあって、そのときちょうど忙しかったりすると更新をあきらめないといけない。 --ということで泣く泣くあきらめることに。 -会社の業務に関することは社会人ブログのほうに書く。 --http://kawai-osask.blogspot.jp/ -OSASKに関することはもちろんOSASK-wikiに書く。 --http://osask.net/w/ -その他、OS-Wikiやhrb-wikiなども必要に応じて使い分ける。 ---- -最近何をしているか紹介しようと思う。・・・まずおさらいとして僕は以下のものを以下の順序でリリースしてきた。 --第一世代OSASK(およびtolsetなどの関連開発) --OS自作入門用教材OS「はりぼてOS」 --第二世代OSASK(efg01などのこと) -現在、この後に続いて以下の開発を計画している。こうやってOSASK系と入門系を交互に作るとうまく行きやすい感じがする。 --セキュアなOSの自作入門用教材OS「OSECPU」(おせくぷ) --第三世代OSASK(KHBIOSとkhabaの再挑戦+セキュア) -ちなみにOSECPUのほうは既に9/9にサイトも作ってあって、そこにアイデアをまとめた。しかしまだプログラムができてないのでURLは公開しない。もう後は作るだけといっても過言ではないのだけど、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない。 ---- -先日ふと思ったことを書いておこう。 -僕は今の高齢者をとても尊敬している。だってあの戦後からここまで日本を成長させるなんてそう簡単にできるものじゃない。だから尊敬している。だから町の中で高齢者が少々横柄な態度で大人や子供に接しているのを見ても、まあそんなものかなと思っていた。 -しかしこれはおかしいと思った。確かに高齢者はえらい。それは間違いない。しかしだからといって、今一生懸命に日本を支えている大人や、将来日本を支えることになる子供たちだってそれに負けないくらいに偉いじゃないか。ぺこぺこしすぎる必要なんてないじゃないか。どんなに過去が立派でも今は助けてもらっている立場なのだし、将来今の大人並に活躍できる予定もない、それなのに横柄な態度ってどうなのかな。 -これは僕にももちろん言える。僕だって今は多くの人から賞賛してもらえているけど、それは僕の過去の栄光に対するものであって、今の僕に対するものではないはずだ。それを忘れてはいけない。僕は賞賛に値する成果を出し続けたいと思う。それがかなわないときは、賞賛しないでほしいと思う。 ** 2012.10.03 Wed -いきなりだけど物理学の話をする。 -物理学は「重いものほど速く落ちる(に違いない)」といった思い込みの時代があって、まあそれは物理学以前なのだけど、ガリレオガリレイからはちゃんと測定して比較するようになり、これで落ちる速さは重さとは関係ない(空気抵抗がない場合)ということが理解されるようになった。また落ち方もy=1/2*a*t^2みたいな時間の二次関数になっていることが判明する。これは物理学がいろいろなものを測定して数字で表して、その関係を数学的に研究するようになったということだと思う。 -こうして現在のすべての状態を正確に測定できれば、未来は正確に予想できるといった考え方まで生まれる。いやそれどころか正確に測定できていなくても、結局未来は一つしかないという決定論的な考え方さえ生まれた。要するに運命というものがある、ということだろう。 -この頃は積分が大活躍だった。いろいろな出来事があってその影響を全部考慮して最終的にどうなるかを計算するのは積分の仕事だからだ。 ~ ~ -そういう時代の後で、今度はランダムさがいろいろなところで出てくるようになる。例えば熱力学の様々な法則は、実は気体が分子という小さな粒で構成されていて、それらがランダムに運動した結果であると考えると容易に説明がつく(統計力学)。 -水の中に花粉を浮かべると花粉が水を吸ってはじけるのだが、そのはじけた小片は顕微鏡でよく見ると、まるで生きているかのような不思議な動きをする。これをブラウン運動というが、これも結局はランダムに動いている水分子のせいだと分かっている。 ~ ~ -しかしランダムの流行はこれにとどまらない。量子力学というニュートン力学よりもより一層基本的な物理学が発見された。なぜ基本的というのかといえば、量子力学を使えば、ニュートン力学を導出することができるからだ。逆はできない。 -・・・で、この量子力学はニュートン力学と比べて格段に難解なのだけど、そこでは確率がたくさんでてくる。いや確率しかないと言っても言い過ぎではない。つまり未来はどうなるのかというと確率でしか分からない。運命があるとか思っていたけど、結局厳密にはそんなものはないということになりそうな勢いなのだ。そんなわけで確率を表す式の積分が嫌というほど出てくる。 ~ ~ -ここでいきなり話を変える。今度はコンピュータのアルゴリズムの話だ。 -コンピュータのアルゴリズムで有名なのはやっぱりソートだろうか。もしくは将棋やオセロでの強い指し手の計算アルゴリズムだろうか。この手の問題はよく研究され、正解を出すまでにはたくさんの時間やたくさんのメモリやたくさんの並列CPUが必要だということが分かっている。そういえばNP完全問題とかもあった。この手の問題は、問題の答えは一つであって、その一つの答えをいかにしてうまく求めるか、特に最悪の場合でもこれくらいの時間で解けるということが重要である。 -しかし一方、僕が会社に入っていろいろ勉強するうちに痛感したのだけど、今やコンピュータのアルゴリズムの世界でもランダムが大活躍だ。これをモンテカルロ法という。方程式を解くときだって、初期値に乱数を使うとか、そんなのがある。ええそれじゃあ方程式を解くたびに結果が違ってこないの?とか不安になるのだけど、収束する場合には毎回大差ない結果に落ち着いているようだ。 -最近勉強した高速で実用的なアルゴリズムのうち半分くらいはモンテカルロ法だったような気がする。これはすごいことだ、こんなに乱数が重要だなんて!正確さが売りのコンピュータなのに、実は乱数を多用しているのだ。それでいて乱数を使わずに(準モンテカルロ法で)計算するよりも正確な値が出るのだ。これはすごい。・・・実際には乱数を使わないと計算時間が爆発してしまって、それで精度が出せないというだけのことなんだけど。 --ちなみに今日は Random Forest というアルゴリズムを教えてもらった。 ~ ~ -そう言えば、これを書いているうちに、かつて今原さんにページングのアルゴリズムについて「LRUとかじゃなくて、乱数でどのページを交換するのかを決めるアルゴリズムもあって、しかもこれがバカにできない性能を示す」ということを教えてもらったのを思い出した。この件については、 Wikipedia で「ページ置換アルゴリズム」を検索してみてほしい。 -あれこれと工夫したアルゴリズムと比べて、単に乱数で決めるだけなのに大差ない結果が出るなんて、本当にランダムはすごい。 ~ ~ -さてこれを通じて僕が何を言いたいのかというと、これからは確率の時代だということだ。統計や確率に強くないとだめだ。とてもそう思った。だからその気持ちを書いた。確率をうまく使えば、まだまだいろいろな可能性があると思う。 ** 2012.10.04 Thu -このklogのサーバは基本的に重くはないけど、たまに数分間落ちるという欠点があることが判明。悩ましい・・・。 ---- -先日 Lenovo IdeaPad Tablet A1 を買った。送料込み13,780円だった。ちょっと使ってみて、これはとてもいいんじゃないかと思った。 --僕が買ったのは16GBモデルだけど、そんなのminiSDで増やせるからそんなに重要とは思ってない。単に一番安いのを買っただけ。 --ちなみにカバーケース&保護フィルムは iBUFFALO の IdeaPad Tablet A1 専用のものを買った。送料込み1,376円だった。保護フィルム付きなことを考えれば相当に安いと思う。 -セットアップとしては、ファームウェアのアップデートをして、バージョンA107W0_A234_001_015_2643_ROW にして(二度更新したらこれになった)、 http://laineema.gger.jp/archives/3750477.html で紹介されている ADW.Launcher を入れた。他のアプリはまだ入れてない。 --というか、地図とブラウザと音楽と検索と電卓くらいしか使ってない。 -僕は今、2011年に20,979円(送料込み)で買った ASUS EeePc 1011PX をよく使っている。たいていのことはこれで十分だと感じている。これに匹敵する快適化さを、 Lenovo IdeaPad Tablet A1 から感じる気がする。 -実は解像度はどちらも同じ1024x600だ。まあ正直これは狭い。1280x768くらいはほしい。でもまあ欲を言っていると値段も高くなってしまうので、ここは我慢しよう。 -つまり僕にとってタブレットはネットブックの代替候補なのだ。なんといっても安いのがいい。今はケース込みで1.5万円くらいかかってしまうが、3年後とかになれば、 Nexus7 クラスのスペックでも1.2万円とかで買えるようになるかもしれない!(というかそうなってほしい)。 --そうすればタブブラウザが使える!解像度も1280x800になる! -かつて僕はOSASK計画内で「ガチャピンPC」などというものを真剣に考えていた。これはとにかくOSASK向けにハードウェアをランクダウンさせてPCカードスロットで拡張性を持たせた安いPCだった。しかしネットブックがあまりに安くて僕はガチャピンPCをまじめに考えなくなった。だってディスプレイ込みの2万円であれだけできたらもう何も要らないではないかと思ったのだ。 -そこへこんなタブレットを見てしまった。ショックはすさまじい。時代はついにここまで来たのかと思う。 -OSECPUや第三世代OSASKはもうx86に縛られないし、そもそもefg01みたいな方式も十分に可能なので、OSとして作らずにアプリとして作ることもできる。だからこのタブレットも十分にOSASKのターゲットになりうる。 -IdeaPad Tablet A1 は確かに小さい。つまり画面が狭い。だけどこれは持ち運びやすいという長所でもある。家のWiFiでGoogleマップを出しておいて、機内モードにして通信を切って外に持っていけば、地図を印刷する必要がない(今まではこの用途に EeePc 1011PX を使っていた。しかしこれを開いて歩くのはけっこうみっともない)。 --註:僕は今もまだスマートフォンなどは持ってない。今後も持つ気はない。毎月通信料で何千円も払うのは嫌だ。それならその分貯金して他のものを買うほうがいい。 --スマートフォンを使わないもう一つの理由は画面が狭いこと。 --でも「イオンSIM」とか「BB.exciteモバイルLTE」とかはちょっと興味あるかも。 -テキスト入力をたくさんするときは、キーボードがほしくなる。ということで bluetooth キーボードを適当に買ってみた。でも時間がなくてまだ箱を開けてない。これは将来も使いまわせるだろうからこのタブレットのコストには含めない。 -あとこのタッチでスクロールっていうのがまだうまくできてない。スクロールしたいのに選択されてしまったり、選択したいのにスクロールになったり、そういうことがたまに起きる。望まないズームになることもある。結構いらいらする。・・・ホイールつきの bluetooth マウスを用意すればいいのだろうか。 -キーボードやマウスはもちろん外出先では使わないけど、でも家にいるときくらいはもっと快適に使いたい。 ---- -会社で月額490円の DTI ServersMan SIM 3G 100 というのを教えてもらった。おおおっ!これはやってもいいかもと思ってしまう! ** 2012.10.05 Fri -Lenovo IdeaPad Tablet A1 に Dolphin Browser を入れた。おお、タブブラウザだ! -キーボードも認識した。僕の買ったキーボードは日本語配列なのだけど、やっぱり Lenovo IdeaPad Tablet A1 は英語配列しかサポートしてなかった。ということで記号は記憶を頼りに入力(笑)。 -やっぱりキーボードがあると入力は楽だ。打ち間違いが格段に減る。でもこのwikiの編集に挑戦してみると、どうもこのテキストボックスに入力するのは難しい。ということで今はネットブックPCで入力中。 --解像度はネットブックと同じだけど、入力モードにするとソフトウェアキーボードが出てきてしまって、画面がその分狭くなる。キーボードあるからソフトウェアキーボードは出なくてもいいんだけどな・・・。 -これからしばらくは別件で原稿を書く必要があるので、ここの更新とかOSECPUの開発とかはできない予定・・・。 ** 2012.10.10 Wed ~ -10.10水: 昨日は http://kawai-osask.blogspot.jp/2012/10/pc.html を書いた。 -10.14日: まだ原稿が書けてないよう。困った! -11.28水: まだ原稿が書けてない、それくらい忙しい・・・。でも「objの夢と現状」という短い文章もこのklogに書きたいと思っている。 -12.31月: EテレでNHK交響楽団の第九の演奏を聴いた。「ピュア・トーン」の説明もなるほどなと思った。指揮者も奏者も歌っている人もすごくかっこいいなと思った。こういう時間は大事だよなあと思った。 * こめんと欄 #comment
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* 2012年のメモ #0001 ** 2012.10.02 Tue -今日はこのサイトを作った。最初に使い分けの方針を明らかにしておこう。 -これは日記というか日々の思いついたことを書くサイトにする。多分年に10回くらいは更新することになると思う。 -いうなれば http://dot.osask.jp/blog2/ の後継。 --どうして上記のサイトをそのまま使わないかだけど、ちょっとサーバの反応が重くて・・・ --すごく気に入っていたんだけど、たまに重いときがあって、そのときちょうど忙しかったりすると更新をあきらめないといけない。 --ということで泣く泣くあきらめることに。 -会社の業務に関することは社会人ブログのほうに書く。 --http://kawai-osask.blogspot.jp/ -OSASKに関することはもちろんOSASK-wikiに書く。 --http://osask.net/w/ -その他、OS-Wikiやhrb-wikiなども必要に応じて使い分ける。 ---- -最近何をしているか紹介しようと思う。・・・まずおさらいとして僕は以下のものを以下の順序でリリースしてきた。 --第一世代OSASK(およびtolsetなどの関連開発) --OS自作入門用教材OS「はりぼてOS」 --第二世代OSASK(efg01などのこと) -現在、この後に続いて以下の開発を計画している。こうやってOSASK系と入門系を交互に作るとうまく行きやすい感じがする。 --セキュアなOSの自作入門用教材OS「OSECPU」(おせくぷ) --第三世代OSASK(KHBIOSとkhabaの再挑戦+セキュア) -ちなみにOSECPUのほうは既に9/9にサイトも作ってあって、そこにアイデアをまとめた。しかしまだプログラムができてないのでURLは公開しない。もう後は作るだけといっても過言ではないのだけど、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない。 ---- -先日ふと思ったことを書いておこう。 -僕は今の高齢者をとても尊敬している。だってあの戦後からここまで日本を成長させるなんてそう簡単にできるものじゃない。だから尊敬している。だから町の中で高齢者が少々横柄な態度で大人や子供に接しているのを見ても、まあそんなものかなと思っていた。 -しかしこれはおかしいと思った。確かに高齢者はえらい。それは間違いない。しかしだからといって、今一生懸命に日本を支えている大人や、将来日本を支えることになる子供たちだってそれに負けないくらいに偉いじゃないか。ぺこぺこしすぎる必要なんてないじゃないか。どんなに過去が立派でも今は助けてもらっている立場なのだし、将来今の大人並に活躍できる予定もない、それなのに横柄な態度ってどうなのかな。 -これは僕にももちろん言える。僕だって今は多くの人から賞賛してもらえているけど、それは僕の過去の栄光に対するものであって、今の僕に対するものではないはずだ。それを忘れてはいけない。僕は賞賛に値する成果を出し続けたいと思う。それがかなわないときは、賞賛しないでほしいと思う。 ** 2012.10.03 Wed -いきなりだけど物理学の話をする。 -物理学は「重いものほど速く落ちる(に違いない)」といった思い込みの時代があって、まあそれは物理学以前なのだけど、ガリレオガリレイからはちゃんと測定して比較するようになり、これで落ちる速さは重さとは関係ない(空気抵抗がない場合)ということが理解されるようになった。また落ち方もy=1/2*a*t^2みたいな時間の二次関数になっていることが判明する。これは物理学がいろいろなものを測定して数字で表して、その関係を数学的に研究するようになったということだと思う。 -こうして現在のすべての状態を正確に測定できれば、未来は正確に予想できるといった考え方まで生まれる。いやそれどころか正確に測定できていなくても、結局未来は一つしかないという決定論的な考え方さえ生まれた。要するに運命というものがある、ということだろう。 -この頃は積分が大活躍だった。いろいろな出来事があってその影響を全部考慮して最終的にどうなるかを計算するのは積分の仕事だからだ。 ~ ~ -そういう時代の後で、今度はランダムさがいろいろなところで出てくるようになる。例えば熱力学の様々な法則は、実は気体が分子という小さな粒で構成されていて、それらがランダムに運動した結果であると考えると容易に説明がつく(統計力学)。 -水の中に花粉を浮かべると花粉が水を吸ってはじけるのだが、そのはじけた小片は顕微鏡でよく見ると、まるで生きているかのような不思議な動きをする。これをブラウン運動というが、これも結局はランダムに動いている水分子のせいだと分かっている。 ~ ~ -しかしランダムの流行はこれにとどまらない。量子力学というニュートン力学よりもより一層基本的な物理学が発見された。なぜ基本的というのかといえば、量子力学を使えば、ニュートン力学を導出することができるからだ。逆はできない。 -・・・で、この量子力学はニュートン力学と比べて格段に難解なのだけど、そこでは確率がたくさんでてくる。いや確率しかないと言っても言い過ぎではない。つまり未来はどうなるのかというと確率でしか分からない。運命があるとか思っていたけど、結局厳密にはそんなものはないということになりそうな勢いなのだ。そんなわけで確率を表す式の積分が嫌というほど出てくる。 ~ ~ -ここでいきなり話を変える。今度はコンピュータのアルゴリズムの話だ。 -コンピュータのアルゴリズムで有名なのはやっぱりソートだろうか。もしくは将棋やオセロでの強い指し手の計算アルゴリズムだろうか。この手の問題はよく研究され、正解を出すまでにはたくさんの時間やたくさんのメモリやたくさんの並列CPUが必要だということが分かっている。そういえばNP完全問題とかもあった。この手の問題は、問題の答えは一つであって、その一つの答えをいかにしてうまく求めるか、特に最悪の場合でもこれくらいの時間で解けるということが重要である。 -しかし一方、僕が会社に入っていろいろ勉強するうちに痛感したのだけど、今やコンピュータのアルゴリズムの世界でもランダムが大活躍だ。これをモンテカルロ法という。方程式を解くときだって、初期値に乱数を使うとか、そんなのがある。ええそれじゃあ方程式を解くたびに結果が違ってこないの?とか不安になるのだけど、収束する場合には毎回大差ない結果に落ち着いているようだ。 -最近勉強した高速で実用的なアルゴリズムのうち半分くらいはモンテカルロ法だったような気がする。これはすごいことだ、こんなに乱数が重要だなんて!正確さが売りのコンピュータなのに、実は乱数を多用しているのだ。それでいて乱数を使わずに(準モンテカルロ法で)計算するよりも正確な値が出るのだ。これはすごい。・・・実際には乱数を使わないと計算時間が爆発してしまって、それで精度が出せないというだけのことなんだけど。 --ちなみに今日は Random Forest というアルゴリズムを教えてもらった。 ~ ~ -そう言えば、これを書いているうちに、かつて今原さんにページングのアルゴリズムについて「LRUとかじゃなくて、乱数でどのページを交換するのかを決めるアルゴリズムもあって、しかもこれがバカにできない性能を示す」ということを教えてもらったのを思い出した。この件については、 Wikipedia で「ページ置換アルゴリズム」を検索してみてほしい。 -あれこれと工夫したアルゴリズムと比べて、単に乱数で決めるだけなのに大差ない結果が出るなんて、本当にランダムはすごい。 ~ ~ -さてこれを通じて僕が何を言いたいのかというと、これからは確率の時代だということだ。統計や確率に強くないとだめだ。とてもそう思った。だからその気持ちを書いた。確率をうまく使えば、まだまだいろいろな可能性があると思う。 ** 2012.10.04 Thu -このklogのサーバは基本的に重くはないけど、たまに数分間落ちるという欠点があることが判明。悩ましい・・・。 ---- -先日 Lenovo IdeaPad Tablet A1 を買った。送料込み13,780円だった。ちょっと使ってみて、これはとてもいいんじゃないかと思った。 --僕が買ったのは16GBモデルだけど、そんなのminiSDで増やせるからそんなに重要とは思ってない。単に一番安いのを買っただけ。 --ちなみにカバーケース&保護フィルムは iBUFFALO の IdeaPad Tablet A1 専用のものを買った。送料込み1,376円だった。保護フィルム付きなことを考えれば相当に安いと思う。 -セットアップとしては、ファームウェアのアップデートをして、バージョンA107W0_A234_001_015_2643_ROW にして(二度更新したらこれになった)、 http://laineema.gger.jp/archives/3750477.html で紹介されている ADW.Launcher を入れた。他のアプリはまだ入れてない。 --というか、地図とブラウザと音楽と検索と電卓くらいしか使ってない。 -僕は今、2011年に20,979円(送料込み)で買った ASUS EeePc 1011PX をよく使っている。たいていのことはこれで十分だと感じている。これに匹敵する快適化さを、 Lenovo IdeaPad Tablet A1 から感じる気がする。 -実は解像度はどちらも同じ1024x600だ。まあ正直これは狭い。1280x768くらいはほしい。でもまあ欲を言っていると値段も高くなってしまうので、ここは我慢しよう。 -つまり僕にとってタブレットはネットブックの代替候補なのだ。なんといっても安いのがいい。今はケース込みで1.5万円くらいかかってしまうが、3年後とかになれば、 Nexus7 クラスのスペックでも1.2万円とかで買えるようになるかもしれない!(というかそうなってほしい)。 --そうすればタブブラウザが使える!解像度も1280x800になる! -かつて僕はOSASK計画内で「ガチャピンPC」などというものを真剣に考えていた。これはとにかくOSASK向けにハードウェアをランクダウンさせてPCカードスロットで拡張性を持たせた安いPCだった。しかしネットブックがあまりに安くて僕はガチャピンPCをまじめに考えなくなった。だってディスプレイ込みの2万円であれだけできたらもう何も要らないではないかと思ったのだ。 -そこへこんなタブレットを見てしまった。ショックはすさまじい。時代はついにここまで来たのかと思う。 -OSECPUや第三世代OSASKはもうx86に縛られないし、そもそもefg01みたいな方式も十分に可能なので、OSとして作らずにアプリとして作ることもできる。だからこのタブレットも十分にOSASKのターゲットになりうる。 -IdeaPad Tablet A1 は確かに小さい。つまり画面が狭い。だけどこれは持ち運びやすいという長所でもある。家のWiFiでGoogleマップを出しておいて、機内モードにして通信を切って外に持っていけば、地図を印刷する必要がない(今まではこの用途に EeePc 1011PX を使っていた。しかしこれを開いて歩くのはけっこうみっともない)。 --註:僕は今もまだスマートフォンなどは持ってない。今後も持つ気はない。毎月通信料で何千円も払うのは嫌だ。それならその分貯金して他のものを買うほうがいい。 --スマートフォンを使わないもう一つの理由は画面が狭いこと。 --でも「イオンSIM」とか「BB.exciteモバイルLTE」とかはちょっと興味あるかも。 -テキスト入力をたくさんするときは、キーボードがほしくなる。ということで bluetooth キーボードを適当に買ってみた。でも時間がなくてまだ箱を開けてない。これは将来も使いまわせるだろうからこのタブレットのコストには含めない。 -あとこのタッチでスクロールっていうのがまだうまくできてない。スクロールしたいのに選択されてしまったり、選択したいのにスクロールになったり、そういうことがたまに起きる。望まないズームになることもある。結構いらいらする。・・・ホイールつきの bluetooth マウスを用意すればいいのだろうか。 -キーボードやマウスはもちろん外出先では使わないけど、でも家にいるときくらいはもっと快適に使いたい。 ---- -会社で月額490円の DTI ServersMan SIM 3G 100 というのを教えてもらった。おおおっ!これはやってもいいかもと思ってしまう! ** 2012.10.05 Fri -Lenovo IdeaPad Tablet A1 に Dolphin Browser を入れた。おお、タブブラウザだ! -キーボードも認識した。僕の買ったキーボードは日本語配列なのだけど、やっぱり Lenovo IdeaPad Tablet A1 は英語配列しかサポートしてなかった。ということで記号は記憶を頼りに入力(笑)。 -やっぱりキーボードがあると入力は楽だ。打ち間違いが格段に減る。でもこのwikiの編集に挑戦してみると、どうもこのテキストボックスに入力するのは難しい。ということで今はネットブックPCで入力中。 --解像度はネットブックと同じだけど、入力モードにするとソフトウェアキーボードが出てきてしまって、画面がその分狭くなる。キーボードあるからソフトウェアキーボードは出なくてもいいんだけどな・・・。 -これからしばらくは別件で原稿を書く必要があるので、ここの更新とかOSECPUの開発とかはできない予定・・・。 ** 2012.10.10 Wed ~ -10.10水: 昨日は http://kawai-osask.blogspot.jp/2012/10/pc.html を書いた。 -10.14日: まだ原稿が書けてないよう。困った! -11.28水: まだ原稿が書けてない、それくらい忙しい・・・。でも「objの夢と現状」という短い文章もこのklogに書きたいと思っている。 -12.31月: EテレでNHK交響楽団の第九の演奏を聴いた。「ピュア・トーン」の説明もなるほどなと思った。指揮者も奏者も歌っている人もすごくかっこいいなと思った。こういう時間は大事だよなあと思った。 * こめんと欄 #comment
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