政略結婚は世界を救うか?
(1)
- 歴史のドラマを見る限り、日本では戦国時代、戦争を避けるために隣国と政略結婚なるものをしていたらしい。これはつまり、戦争をしたくない国に娘を送るなどして、戦争を避けようということらしい。
- よく考えるとこれが良くわからない。まあなんというか、これがものすごい美人とか頭がいいとかだったら分からないでもないんだけど、単に自分の娘を嫁がせるというだけで、隣国はうれしいのだろうか。ドラ娘をやっかい払いとばかりに押し付けられた可能性はないのか。そもそも好きでもない相手と結婚させられて、それで喜ぶのだろうか。
- まあ仮に子供が生まれれば、これは共通の孫だから、そうなれば共感が生まれるのだろうか。しかしいやなやつと無理やり結婚させられて子供が生まれても、それは本当にめでたいのだろうか。むしろ不幸なのではないかという気がしないでもない。
- それでも政略結婚は何も日本だけの風習ではなく、聞くところによればヨーロッパなどでも行われていたらしい。
(2)
- まあいい。理由はよく分からないが、仮に政略結婚に効果があるとしよう。それなら、軍備などへの投資はほどほどにして、仮想敵国の要人同士や王様、皇族は、どんどん結婚させるという方針を国連がとったらとだろう。これは(国連軍を整備するよりは)お金がかからない。常任理事国は、今度はどの国とどの国を縁組するか相談したりするわけだ。